2007年07月01日

連載小説『東京堕天使〜マリアと下僕たち〜』

第1回 『ドロップ編・前編 上京物語』

「…え?…東京へ行くの…?」
宮崎県は都城市、県立都城南高校の卒業式を間近に控えたある日の帰り道。暢也は茜に告げた。
「ああ…高校3年間バンドをやってきたけど、やっぱり…自分の力を試してみたいんだ。東京に出てデビューして…日本中の人に影響を与えられるような音楽を作りたいんだ。だから…さ」
「…へぇ…そうなんだ…」
宿河原暢也と鹿島田茜は同級生。クラスメイトであり、二人とも帰り道が同じなため、ちょくちょく一緒に帰る仲だった。
お互い、興味のような好意のような気持ちはあるものの、でも打ち明けられずに卒業まで来てしまった。
でもまぁ、家も近いし、卒業してもチャンスはあるだろう。そう思っていた茜。軽く進路を聞いてみたところ、重い先制パンチが返ってきた。茜はもう、地元の大学に入学が決まっていた。
あたかも興味なさそうな相槌を打ったが、内心はかなりショックを受けていた。
「じゃあ俺、家こっちだから…」
そう言って、暢也は茜と別の道を行った。
「あ…ノブ…」
茜は淋しそうにその後ろ姿を眺めていた。ずっと…ずっと…
「ノブ!待って!」
突然大声で暢也を呼び止めた。
「?な…何?」
「わ…私…あの…実は…」
2001年3月1日のことだった。21世紀最初の3月初日の日は静かに暮れていった…  続きを読む


Posted by ヤギシリン。 at 22:30Comments(0)

2007年07月01日

衝動買い

御多聞にもれず、私も衝動買いしやすいタイプです(^^ゞ
今日はCDを6枚買って来ました!でも、レトロなものばかりなので、合計で2000円強でした☆
因みに内訳は…
GLAYのMissing you(何故今更…?)
キンキキッズのC album(『青の時代』が入ってたんで買いました)
スピッツの一番最初のベスト盤、後は西川貴教2枚(大塚ちひろと付き合っているらしい)と福山雅治、平井堅です☆
これらを聞きながら、飯を食べ、小説を書いたりするわけです☆
さぁやるぞ〜

  


Posted by ヤギシリン。 at 20:11Comments(0)

2007年07月01日

山羊の小説哲学〜停留所にて〜

鶴見に帰るバスを待つ間、ヒマなんで一言。
私が小説を書く際、幾つかポリシーを持って取り組みます。
1つは、作品のテーマを決め、始まりと終わりを最初に考えること。
2つめ。主人公を『いいヤツ』にしない。これは、私がどんな小説を書くにせよ、読んでいる人に伝えたいことは、人間の本質。
だから、基本的に主人公は『ダメなヤツ』です☆
女に弱かったり、優柔不断だったり、欲望のままに動いてしまったり…それが、人間誰しもにある弱味だからこそ、面白くなる。
そして優等生キャラや『バカだけど、情熱的で正義感が強い、主人公の王道』なキャラは脇役にします。その方がより主人公の欠点が際立ち、小説のアイディアも出てきやすいから…(^^ゞ
もう1つ。極力ハッピーエンドにはしない。まぁこれは…私の勝手な考えなのですが、ハッピーエンドにしてしまうと何かどの作品も同じ色になってしまうんじゃないか?と思っているから…

とまぁ勝手な事を書きましたが、次回作『東京堕天使〜マリアと下僕たち〜』は明日朝7時03分公開予定です!
是非皆さん読んで下さい!よろしくですm(__)m

  


Posted by ヤギシリン。 at 17:37Comments(0)

2007年07月01日

☆休日の日課☆

といえば、最近は妙蓮寺にある打ちっぱなし場に行くこと。
写真はその妙蓮寺駅から徒歩5分の場所にある、『菊名池公園』です。
7〜8年前、ドラマのロケにも使われたことのある場所です(^-^)
そもそも妙蓮寺は、私の親父の実家があるところなのです☆


  


Posted by ヤギシリン。 at 17:04Comments(0)